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設問にも食いつく

(例えとして戦争についての記述が出てきますが、他意はありません)?

外国人気質を強く感じるのはインタビューの時です。

私たち日本人はインタビューの“設問に対して”の答えを出そうと努力します。

ところが、外国人は、

設問自体にも異論を唱える

ということをします。

例えば、アメリカのある日本語雑誌出版社が行ったインタビューで、

「もし戦争になったら、あなたはどうしますか?」

という質問をしたそうです。日本人は、ほとんどが、

「私は戦争に行きます」
「私は何があっても行きません」

と答えるのですが、アメリカ人は全く違います。

「なんでその戦争が起きたのだ?」

設問は、起きてしまった戦争について聞いているわけです。日本人の私たちにとって、戦争が起きてしまったら、従うか抵抗するかしかなく、その戦争の大義名分によって自分の態度が変わるという発想がありません。

行かない人は行かない
行く人は、行く

二つに分かれてしまうわけですが、アメリカ人は戦争には大義名分があって、それによって自分の意見が変わるから、

「もし戦争になったら、あなたはどうしますか?」

という質問自体が成立しない!

という主張をします。このあたりの姿勢は、日本人と外国人(この場合アメリカ人)と大きく違うところです。