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リスニングはゆっくり聞いても意味がない

リスニングの訓練は、ゆっくりしたスピードに慣れてから速くした方が良いのか、比較的速いものから入った方が良いのか。

人間の頭は、今聞いたことから次に来る言葉を予想しながら人の話を聞いています。
そのため、単語単語で区切って話している英語や、ゆっくり話している英文を聞いても、聴き取ることができたとしても、意味が頭に入ってきません。

幼児に対してこんな実験を行ってみました。英語の絵本を読み聞かせる場合、

1. 一つ一つの単語をクリアに発音しながら読む
2. 普通のスピードに近い速度で読む

この二つを聞かせた場合、1の時子ども達は非常に途惑います。

「何を言ってるのかわからない」

というのです。普通のスピードで話すと、細かい単語(前置詞など)は聞けませんが、全体の意味を比較的しっかりと把握します。

リスニングに大切なのは、このスピード感です。
単語一つ一つを聞けるようになることに重点を置いていると、会話全体の意味が分からなくなるという本末転倒の現象が起きます。

リスニングは脳内で「ショートタームメモリー(短期記憶)」として処理されるため、聞くべき情報(一文)を一気に聴いて素早く理解できる能力をつけることが上達のコツです。

一つ一つの単語が聞けるか聞けないかはあまり重要ではなく、

全体としての意味

を掴むように聞くことです。つまり、“全体”が短時間で終わった方が脳内のメモリーを効果的に使うことができるのです。

DIVE LAは、ナチュラルスピードを文字を追って聞くことができますので、だんだん速くしていく時間の無駄なく、

慣れた途端に実力

となります。結局、最終的に聞けるようにならなければならない英語は、ナチュラルスピードの英語ですからね!無駄はないほうがいいわけです。