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例文のパズルが“会話”になるか?

英会話が上手くなりたい。

そう思って、一生懸命に例文集を暗記している方がいます。

この勉強方法が悪いなんてことはありません。
ただ、

会話

っていったい何なのでしょうか?

実際、留学したばかりの留学生の会話を聞いてみると、毎日同じことばかりを話しています。初心者がまず使えるようになるのは、

3単語英語

という短い言葉のあつまり。単語が4つになることもありますが、象徴的に3単語英語と呼びます。

Do you like it?
No, I don’t like it.
How about this?
I like it.
Oh, really?
How about you?

本当に、一日中こればかり。酷い場合には、これで1年を過ごして、英語が話せるようになったと勘違いしてしまう人もいます。

このように簡単な受け答えばかりしている場面を考えると、あたかもパズルのように決まった場所に決まった形のものを収めているだけにみえます。

会話はパズルのようにはめ込んでいくものではありません。

例文を覚えるのなら、かならず自分の周りの事柄に置き換えながら勉強してください。

必要なのは応用する柔らかい思考です。
パズルのように言葉を考えないでくださいね。

実は、応用の方が勉強量は少なくて済むのですが、そのあたりはまた別のエントリーに譲ります。