“留学生”というのは留学している人が考える自分自身の姿です。

現地で生活している人にしてみれば、留学生だろうが、ビジネスマンだろうが、日系人だろうが、関係ありません。

一人の人です。

語学が全くできないままに留学する人達に共通している問題は、

そこに住む人達が全て好意的な先生であるかのうような幻想

を持っていることです。

「言葉が分からないから手加減してね」

という感覚と言えばよいでしょうか。

結論から言えば、手加減してもらえる場面は非常に少ないことを覚えておいてください。

先方にしてみれば、面倒なことでしかありません。以前もお話したように、現地の方々にもそれぞれの生活があり、業務中であればその業務を早く終わらせ、次の仕事にかかりたい考えるのはとても自然なことです。

“留学生は歓迎されるのかされないのか？”

この質問自体が成立しないということです。

外国に行ったら誰でも

一人の人

です。それは皆さんが日本にいるときと同じなのです。
ただし日本にも外国にも親切な人はいますけどね。