ビジネス英語に対しての疑問はここで書いてきた通りです。

“ビジネス英語”

で何を教えてくれるのか？

そこにはあたかも“ビジネスには共通語”があるかのような印象を持ちます。

出てくる疑問は、

世の中にこれだけの職業があり、専門学校があり、資格があるのに、どうして英語だけは“ビジネス英語”としてくくることができるのか？

働いている方なら誰でも知っていることですが、企業にはそれぞれのビジネスの進め方があります。これは外国だろうが、日本だろうが関係ありません。

社長一人が力を持っている中小企業
請け負った仕事の担当者が誰か分からない企画
言うことが毎回変わる取引先
ビジネスマナー無視の会社

信じられないような企業が実際に避けて通れないほど存在しています。

それら一つ一つのケースに対して、解決方法も様々だということは容易に想像できます。
契約書の名前や用語、会社の部署の言い方を覚えていても、問題解決能力とは全く別です。

英語力の高い人が意気揚々と仕事に臨んでも、リスク管理方法を知っている英語力の劣る人の方が結果を残していく現実があります。

その前に、英語力だけが高くても採用されないという現実を見ることになるかもしれません。

英語と並行して、現実の仕事で使える能力を磨くことが不可欠です。