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自動翻訳機ってどうなるの?

電子辞書の有用性は多いに認めるべき所があります。

ですが、“翻訳機”はどうなるのでしょうか。

ここでいう翻訳機とは、旅行先などで言いたい例文を電子辞書のような機械から選んで、ボタンを押すと発音してくれるというもののことです。以前どこかの研究所がそれを研究して、ある程度の成果を上げたと聞いたことがありますが、その後あまり聞きません。

現在市販されている、1万5千円?数万円程度の“翻訳機”は、未来を感じさせる機械ですが使っている場面を考えるとどうなのだろうと思います。例えば、モノの値段を聞きたいとして、画面から選んで発音させる。

機械 「これはいくらですか?」

その言葉を相手が理解できれば、当然返答してくれることでしょう。
最大の疑問は、

その返答は誰が聞くのでしょう?

質問するということは、返答を期待するということです。
返答を期待すると言うことは、相手の言うことを聞ける前提があって成り立ちます。
双方向性です。

例えば、機械に返答を吹き込んでもらって、それを再び翻訳してくれるような機能はまだ実現していませんから、当然販売されている機械にはヘッドフォン端子とスピーカーはありますがマイクはついていません。

質問だけ発音してくれる機械は、とっても不思議な機械です。

ただし、一方的に伝えたいことに関しては使えます。
例えば、ホテルのフロントで、

「鍵を中に置いたままロックしてしまいました」

機械にいわせれば、後はこちらが何も言わなくてもなんとかしてくれるはずですから。