英語の時間が、国語の時間を上回ることになるかもしれないということです。

これは馬鹿げたアイデアです。?

当社では繰り返し主張していることですが、

日本人が英語が苦手な理由

は、英語を教える時間が少ないことでも、低年齢から教えていないことでも何でもありません。高額な幼児用英語教材が使われないまま押し入れにしまわれてしまったり、英語教室で覚えたのは英語の歌だけだったりするところを見ても、原因は他の所にあると考えるのが賢明に思います。

日本人が英語が苦手だと言われる理由

当社は、日本人が英語が苦手であるとは考えていません。

これは、数字のトリックです。

問題は英語が必要でない方までもが、“英語は絶対に必要だ”と思いこまされて英語に挑戦し挫折しているという現実があることです。

つまり、英語が得意だとか苦手だという基準は、

分子　：　最終的に英語を習得して使う人?
———————————————————————–
分母　：　英語を学びたい人

この関係が日本の場合、異常に分母が大きくなっていることが考えられます。仮に、

分子　：　最終的に英語を習得して使う人
———————————————————————–
分母　：　英語が必要な人

であったとしたら、おそらく日本人は非常に英語が得意であるという結果になることでしょう。単純に、このような数字の錯覚が働いているだけです。

同様に考えれば、

“欧米人は非常に外国語が苦手”

ということになります。でも、必要ないから勉強もしない。つまり、分母が小さいだけです。

今後も英語がなければ生活が成り立たないという日本の姿はあり得ません。

未来ある子供達に、第二言語の習得は有益です。
この点は否定しません。
しかし、国語をおろそかにして

国際競争力を高める

という発想は馬鹿げています。