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子供には英語を“教える”のではなく

子供に英語を“教える”のは、あまり良いことではありません。

例えば、日本語が充分に成熟している大人は、既に日本語のほぼ全ての表現を習得しているはずですから、ある程度教えられることが有効になります。

ところが、子供達は日本語(母語)自体がそこまでたどり着いていません。

ですから、可能な限り

「どんなことを英語で言いたいの?」

と、まずは母語での文章を自分で表現させてください。

そうすれば、

「今日は幼稚園で遊んだよ!」
「今日は○○ちゃんとケンカしちゃった・・・仲直りがしたいな」

という“生きた表現”、“本人が使う表現”を言わせることができます。これは、当社の言う、最小努力の法則(>>)に通じる所ですが、子供の場合、特に幼児の場合、

大人が言わせたいこと

を優先的に教えたりしないことが大切です。

ですが、子供に「どんなことが言いたいの?」と聞いても、すぐに「こんなことが言いたい!」と答えられる子は少ないです。

そんな時は親が、子供が普段話していることをこころに留めておいて、

「○○ちゃん、こんなことを英語で言うとこうなるんだよ」

と、折に触れて口に出してみると子供も興味を持つようになります。

最もやっていただきたくないことは、母語が発達していない子供に教材の内容を詰め込むような教え方です。成果を急いではいけません。

子供の頃から始めれば英語が上手くなると思い、よかれと思って始めたことが、

英語の苦手な子供

を作ってしまう結果になります。