トム・クルーズ主演の映画
「バニラスカイ」
の中で、トム・クルーズ演ずるデヴィッドが、パーティで出会ったソフィアの家から出てくるシーンで、キャメロン・ディアスが皮肉っぽくいうセリフがあります。
「彼女は一晩中“ウィッティ”になろうとして大変だったんじゃない?」(要約)
私たちが英語に疲れてしまう理由は、頭のいい人に見られたいという気持がどこかにあるからかもしれません。
それは、映画やドラマ、ロールプレーをベースとした教材から、印象的なフレーズを取り出したような教材に触れているうちに、
英語の構造そのものが、気の利いたものになっている
という無意識の誤解ができてしまうためでしょう。
断言します。
英語を話すとき、ウィッティになろうとすべきではありません。
私たちが日本語で話すとき、常に賢い気の利いたことを言ってやろうという野望はありません。何を話していたかさえよく覚えていないような、“テキトウ”な日本語ではなしています。
もっとテキトウな英語を使って、物怖じすることなく声を出すことです。
*テキトウ = いい加減ではありません