文法と聞くだけで拒絶反応を起こす方がいますが、語学・英会話習得もある段階に達すると
文法
が壁を壊す手伝いをしてくれます。ある段階とは、現在形、過去形以上の表現を必要としてくる頃です。
それまでは暗記で十分対処できますが、表現が複雑になるにしたがい「こんな時にはこう言います」という知識では、実際に会話をしようとしたとき、脳が記憶から適切な文章を呼び出すプロセスに時間がかかりすぎ、
話せない
ということになります。それが頭の中が真っ白になってしまう原因の一つです。
例えば現在完了形には、
have
という単語が、突然何の脈絡もなく出てきます。この概念自体を例文の暗記で理解することは不可能ではありませんが、非常に時間がかかります。時間の無駄と言ってもいいでしょう。
そんな時は文法書です。
実際の会話には役立ちませんが、
言語の概念
を掴む近道がここにあります。