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まずは自分のことだけ言えるように

英会話の初心者に、

ネイティブの子供とおなじように英語を勉強すればいい

という説を唱える方がいますが、当社は反対です。母語は第二言語とは全く異なるため、並列して考えることはできません。

ただし、

言葉の発達過程

という観点からすれば、まずは子供のように話せばいいと言えます。

子供は言葉を覚えると、まず、

1.自分の要求を満たす (泣く、単語のみの発話)
2.自分のことだけを話す (思いついたことを口に出す)
3.だんだん他人が見えてくる
4.自分の要求を説得という方法で伝えることができる

このような段階を経て、コミュニケーションを覚えていきます。
ですから、初心者の方々もこの発達の過程を踏めばいいのです。

最初の“泣く”は使えませんが、単語のみの発話をし、自分の紹介やホテルなどで「インキーしてしまいました。インキーしてしまいました」と極短の文章で自分の状況を伝え、最後に疑問文・肯定文を駆使して話せるようになる。

まずは自分のことだけ言えるようになりましょう。
そこまで達すると、疑問文の作り方や、長い文の作り方(形容詞などの組み込み方)が感覚としてなんとなくついてきます。

語学は、この山を一つずつ越えていくことで、

あれっ!?

というほどの上達を感じる日が必ず来ます。