ビジネスで英語を使えるようになりたいと考える方なら、書店で英単語の本を手にとって違和感を持つことがあるのではないでしょうか。?
牧草地の絵が描いてあって、牛・馬・牧草・納屋、といった単語が並んでいたりします。
こんなの覚えてどうするんだろう?
確かに、こんな事に時間を費やしているヒマはない、と不安になってしまいます。
ここではいつもお話ししていることですが、言語には、
最小努力の法則
という法則があります。なんだか 「努力しなくても英語が話せる」 という、いかがわしいキャッチコピーのようですが、そうではありません。簡単に説明すると、
人は、自分の知っている知識(語学の)を巧みに組み合わせて話している
ということです。
語彙を増やしたいときには、この性質を利用します。
例えば、皆さんが働いている環境を思い浮かべてください。何がありますか?
パソコン
書類
公式文書
契約書
取扱説明書
資料
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こういったものがあるのではないでしょうか。学生なら、学生らしいものがあるはずです。
オフィスワークをしている方の机にあって、外回りの方の机にないものもあるのではないでしょうか。
語彙は、まず自分の周りにあるものをおさえてしまうことです。
いつも身の回りにあるものは、とりあえず何でも英語で言えるようにしましょう。
手に取る度、目に入る度にその名前を頭に思い浮かべれば絶対に忘れません。
まずは、自分に関係のある単語から始めてみてください。
そして、次は自分が仕事で言うフレーズを英語で言えるように。
話すための英語は、テスト準備とは違いますから、
自分が日本語でも使わない単語は覚えない
これくらいの気持からスタートです。