英英辞典を使って学習している方は、初心者の中にはそれほど多くないと思います。
実は、初心者ほど英英辞典を学習内容に取りこむべきなのです。
上級者は意味を日本語で読もうが、英語で読もうが、基礎的なことは既にクリアしていますから、即応用ができます。それができない初心者でも、英英辞典は多いに意義があるのです。
初心者が英英辞典を使うとき最も心配なのは、 調べた単語の意味中の英語 が分からないということでしょう。
そんな時にも、とにかく英英辞典だけを使って調べ回ってみることです。
すると、
何となく
掴めてきます。
この 何となく が語学のカギになるのです。
リスニングで、律儀に全てを聴き取ろうという方は挫折する可能性が高いのに比べ、
適当に聴いて、何となく掴めるようになりたい
という目標を持っている方は、比較的早くリスニングを習得します。
英英辞典の意味の中の分からない単語を英英辞典の中で調べてみてください。すると、最初のうちは次々に連鎖的に分からない単語が続くことでしょう。いずれどこかで行き詰まってしまいますが、そんな時は
遠慮なく英和辞典をひいてしまってください。
無理して、かたくなに英英辞典で勉強し続ける必要はないのです。
でも、この練習を繰り返していくうち、辞書が使えるようになってきます。
国語辞典を思い浮かべてみてください。
意味をわざわざ難解に書く理由はありません。
そんな国語辞典は用なしです。
簡潔な言葉で分かりやすく意味を書いてあってこそ辞書は役立つのです。
英英辞典も、言語は違えど、目的は同じです。
調べ回っているうちに、英英辞典のパターンと頻出単語が理解できるようになります。
あれ?なんとなく分かるような気がする
感じるようになるまで英英辞典を使ってみてください。
きっと英英辞典で学習する意義を理解していただけるはずです。
繰り返しますが、もしどうしても分からない時は、迷わず英和辞典を使ってしまって構いません。
イライラしながら学習しても効果は上がりませんから。