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英語ワンポイントレッスンの無駄

書店やネット上には、

「ワンポイント英語レッスン」

があふれています。

ネットの場合、毎日更新するための題材に困らないようにするためには、この形式が一番楽ではありますが、果たしてこれを毎日読んで英語力がつくのかどうか、疑問です。

これらは、雑学、トリビアの類です。

言葉は受験勉強のような、一問一答式や雑学ではありません。例文を山ほど覚えたところで、使えないことがほとんどです。

外国人がことわざ集で日本語を勉強しても話せるようにならないことは、日本人の私たちならよく知っていることです。言葉が違うだけで、同じ事なんですね。

それ以前に、毎日ワンフレーズ。
一年に365フレーズ。

使うか使わないかわからない言葉を覚えていられますか?

言葉は反復によって、自分の物になっていきます。
他人から押しつけられた表現ばかりでは、自分の表現はできません。

例えて言うなら、膨大なワンフレーズ英語を覚えて使う人は、

スーツケースにごちゃごちゃに詰め込んだ書類を、不要な物まで持って歩く

そして、当社が目指すアドリブ感のある人の英語は、

必要最低限の物だけ持ち歩き、足りない場合は手持ちの物を上手く組み合わせて使う

アドリブは、無駄な物を持ち歩かず手ぶらで歩くような身軽さがあります。
工夫があります。

どんな場面に遭遇しても焦ることはありません。
なぜなら、今あるものを組み合わせるだけで、記憶した例文以上の言葉が作り出せるからです。

雑学的英語ワンポイントレッスンは時間の浪費に他なりません。