英語教材を分析してゆくと、ある共通点を見ることが出来ます。
それは、
「ある状況で恥をかかないあなた」
を約束する英語です。
例えば古典的なものでは、レストランでの注文のしかたを教えるロールプレイ。
ですが、実際の世界を思い起こしてください。外国である必要はありません。
日本のお店でも一向に構いません。
お店に入って、初見でメニューを理解できるお店ってどうでしょうか。
並んでいるメニューが、
ハムサンド
たまごサンド
カレーライス
オムライス
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喫茶店には多いパターンですが、レストランでこれをやっていては、あまり熱心なお店とは思えません。
レストランはビジネスです。つまり、他店との差違や個性を引き立てないとお客様には来ていただけません。熱心な店のメニューは、おそらく前出のような淡々としたものではなく「これってどんなお料理?」と、お客様の好奇心をそそるように知恵を絞っているはずです。
そんな時、皆さんは知ったふりをしますか?
おそらく「これってどんなお料理ですか?」と聞くのではないでしょうか。そして、ウエイトレス・ウエイターは待ってましたとばかり料理の説明をすることでしょう。これが外食の醍醐味です。世界中の(熱心な)レストランに共通です。
それが英語になると、レストランで同じ事ができないと思うのはなぜでしょうか。質問こそがコミュニケーションの最も楽しいところです。このシチュエーションで必要なのは、たった二つの英語の力です。
「これってどんな料理?」
と聞くフレーズと、ウエイトレス・ウエイターが答える英語を聞くリスニング力。
それから、もう一つ便利な言葉を覚えておくとスマートで便利かもしれません。
「あなたのお勧めは?」
本当のスマートさは、全てを知っているように振る舞えることではなく、人とコミュニケートしながらあらゆる状況を楽しむことです。
これで皆さん、レストランも怖くないはずです。
リスニング力を鍛えて、是非個人経営のお店に足を運んでください。