ビジネス英語と聞いて少し臆するところがあるのではないでしょうか。
世間ではビジネス英語だからといって、別の言語のように扱っていることが多いために、なんだか得難いもののようなイメージができつつあります。
本来、「ビジネス英語」などとかしこまる必要はなく、普通に人とコミュニケートするための言葉に、各業界ごとに少しずつ異なる語彙を加えただけのものです。
簡単に言えば、いつもの仕事で使う語彙を英語に直しただけ。
わざわざ難解なフレーズを使う必要はありません。
ある製品について説明する場合も、小説や映画のシナリオのように美しい言葉を並べる必要はありません。的確で簡潔な言葉で話した方が、相手の感覚や想像力を刺激することができます。
何もかもを説明されてしまっては興ざめしてしまうというものです。
ビジネスであれば、なおさらこの点は気をつけたい物です。
そして、最も大切なのは相手との信頼関係を築くことでしょう。
ビジネス然とした四角四面の英語ばかりで話すことなく、ユーモアを交え、相手との距離を縮めていくのは、“テクニック”でもなければ“英語力”でもありません。
全てはみなさんの人間性にかかっています。
つまり、ビジネス英語だと言っても基本となるのは、人間同士のコミュニケーション力です。
相手が外国人であってもなんら変わりありません。