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それが簡単なら無意味かもしれない

当社では語学教材の宣伝文句に濫用されている

簡単・短期間で

という言葉に対して警戒を呼びかけています。

まず疑うべきです。

今までに、何か自分のためになる技術や能力を開発しようと考えた時、簡単なことが一つでもあったでしょうか?

趣味や遊びであれば、ルールが単純でちょっとしたコツを掴めば誰でも楽しめる簡単なものは数多く存在します。

しかし、学校での教科にしても、会社の仕事にしても、それが能力開発に繋がっていくものであるなら、かならず努力が必要だったはずです。

簡単に達成できてしまうことに人は価値を感じません。

人が英語を身につけようとする理由は、そこに社会的な価値があると信じているからです。

英語を話せることが偉いわけでもなんでもない。
でも、英語を習得することが簡単なことではないと誰もが知っている。
継続的な努力があって、初めて英語でも他の外国語でも話せるようになることを知っている。

その過程を誰もが中学校・高校・大学などである程度経験してきています。

だから価値があると考えている。
英語が話せることはたいしたことではないが、話せるようになった人は偉い、すごいと言われる。
もし本当に簡単に習得できる方法がこの世に存在するのなら、とうの昔に英語が話せること(努力を続けてきたこと)に対しての価値観は人々の意識から消えているはずです。

なのに、その価値観は一向に消える気配を見せません。

絶対に簡単なんてあり得ないのに、今度は信じてみようかと考えてしまう。
業者はそこにつけ込みます。

当社が繰り返し主張しているのは、

語学習得の最短距離は努力

この英語教育業界が本当にやる気の方々を「英語が話せるようにしよう」と思っているのであれば、甘言を慎み、最短距離を歩んでいただくようお奨めするのが筋というものです。

これから英語を始める皆さんも、努力無しで何かを達成できると考えないで、とにかく始める、とにかく続ける、そんな意識を持ってください。

継続努力があれば、誰でも100%英語だろうが何語だろうが話せるようになります。

断言します。