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聴けているのに聴こうとしない

なかなかリスニング力が上がらないと悩んでいる方は、一度見直してほしいことがあります。

本当に聴けてないのでしょうか?

例えば、英語を習っているお子さんに多いのですが、

英語教室 と それ以外

を完全に分けて考えてしまっていることがあります。

つまり、英語は英語教室の中だけに存在するものであって、外の世界とは関係がないと考えている(無意識に)のです。

だから、映画を英語で見ていてとても簡単な英語、いつも英語教室で使っているような言葉が出てきても、聞こえないということが起きるのです。聞こえないのではなく、聴けると思っていないことが非常に多い。

それが大人になると、英会話教室とそれ以外を分けるだけではなく、

自分に聴けるはずがない

という先入観が邪魔をしてしまいます。

映画の英語は早口なので、圧倒されてしまいます。
例えば、警察ものの映画や、軍隊ものの映画だと、効率よく話す必要がある設定のため、とても早口にまくしたてます。聞き始めていきなり

もうだめ?!

とあきらめてしまいます。それは、挑戦する相手が悪すぎます。

少し静かなストーリーに変えて自分の能力を信じて、繰り返しよく聴いていてください。
単語単語だけでも聴けているのが分かると思います。

問題は、聴けるだけの能力があるのに、自分を疑って聴こうとしないところにあるのです。

もちろん、個人差がありますけどね。

ちなみに、聴き取りにくい映画の種類は、

・ 時代物 (古い時代を題材にしたもの)
・ 戦争もの (独特の言葉遣い)
・ 警察もの (独特の言葉遣い)
・ 自分の不得意な訛りがある作品
 (イギリス訛りが聞きにくいとか、テキサス訛りが分からないなど)

などです。現代のラブストーリーくらいから挑戦してみるといいかもしれません。