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全体を俯瞰出来る地図を持つ

砂漠をさまよって、あと1キロ歩けば水があるとします。
その土地の地図を持っていなければ、あと少しの所で挫折してしまい水までたどり着けないことでもあり得ます。

でも、もし自分がどこにいるのか地図で確認できたとしたら、1キロ先の水源まで何が何でも行こうとするはずです。そして、その道程は地図を持たない前者よりずっと気が楽になるはずです。

2カ国語以上話せる方は、3カ国語めからは“比較的”簡単になるとおっしゃいます。

その理由は、最初に習得した言語の学習プロセスの中で、

「これくらいの言葉は最低必要」

という、ある程度、他言語の構造を俯瞰出来る地図をあたまの中に作り上げているためです。次の言葉を覚えるのも、もちろん簡単ではないにしても、何もない手探りとは少し事情が変わってきます。

初心者は、砂漠をさまよって、あと目と鼻の先の所にきていることに気付かず挫折してしまいます。とてももったいない話です。

そのため、全体を俯瞰出来る地図を持つことをお奨めします。

といわれても・・・。

一番簡単な方法は、中学生向けの英語参考書で、一番薄い

要点だけまとめました

という本を1?3学年分買ってください。おそらく総額1500円程度で3冊揃うものがあります。

それらを全て読み込んでください。

中学英語なんて今さら、と思わないでください。その中学英語が全て頭の中に入っているのであれば不要ですが、整頓された知識が蓄えられていないのであればやっておいて損はありません。

いずれにしても、ここが理解出来なければ、高度なことを先に初めても挫折しやすくなるだけです。