文豪ヘミングウェイの文章は、短く適切なことで知られています。
短く区切ることで、一つ一つの文章は読みやすくなりますし、単語の選び方で文章の力もグンと引き立ちます。
その単語の選び方、それぞれの人の持つ選択の個性を、
ディクション
と言います。
英語が話せるようになるとは、ペラペラと長い文章で話せるようになることだと考えがちですが、そのような心配は必要ありません。
ただダラダラと長い英文を作るためだけに様々な単語をくっつけることは、素人の小説表現に多い無駄な説明をしているだけということになってしまいます。
英語は短く、適切に。
長い表現を使うために文法を勉強するのは、自己満足となってしまい、聞く側からしても冗長で無意味でつまらないものとなります。
ただし、留学したての留学生がよくやる、
3単語英語 (こちらを参考に)
で話せと言っているわけではありません。あくまでも、冗長にならないように短く、適切な単語を選んで話す
表現力
を磨く必要があるということです。