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怒ったときの英語は別人

あまり英語が得意ではない人が海外旅行をした時の話を聞いた。

「空港で荷物がでてこなくて、係のヤツとやりあっちゃった」

もちろん英語での話だ。

不思議なことに、怒ったときの英語はとても流ちょうに出てくる。後で思い返してみても、何を話したかよく覚えていないのだが、

「スッキリ!満足!」

という経験をとてもよくきく。

海外に行くとこのようにどうしても自分の不快感を表したくなる場面に遭遇する機会が増える。そんなとき少しでも言い残せば後の旅が楽しくなくなってしまうこともあり得る。

頼れるのは、自分の少ないボキャブラリーのみ!

こんな時、人は想像力を発揮して、心の中にあるものを吐き出そうという本能があるかのようだ。

お分かりのように、英語の習得を邪魔するのは、恥ずかしいという気持と、遠慮する気持だ。ボキャブラリーが少なくとも何とかなってしまうものなのである。

怒ったときは、どうしても伝えたい!という強い気持が働く。
勇気を出して自己表現することは良いことだが、出来ることなら問題が解決した後はキレイに忘れ、その後の旅を楽しんでいただきたいものである。

そして、問題のあった係員にも尊厳を。
くれぐれも危険に巻き込まれないように。