英会話学校での会話を聞いていると、とても堅い会話が多いです。
整った英語で話そうという努力も良いのですが、はやく整った英語から脱出しないと、
英会話生活を形成する会話の90%以上を失う
ことになってしまいます。お決まりのフレーズなどというものは、英語生活の10%にも満たないのです。残りの90%は、お決まりの定型フレーズではなくアドリブで話す英語です。
イディオムや、定型フレーズから離れて会話をする姿勢を持つと、会話がどう変わるのか見てみましょう。
例えば、こんな会話があったとします。このページでは英語を極力使わないという主旨なので、日本語で。
【 お決まりのつまらない会話 】
A 「あなた、テレビ持ってますか?」
B 「はい、持っています」
ここで会話は終了です。一問一答式で、とても教科書的です。
ですが、会話を発展させよう、アドリブで広げよう、興味深くしようという姿勢があると、
A 「あなた、テレビ持ってますか?」
B 「持ってるよ・・・っていうか、今時誰が持ってないの?」
A 「実は、私は持っていないんです」
B 「うそっ!なんで?買えないの?」
A 「そんなバカな。私はテレビを見ないんですよ」
2行目の太字の切り返しのおかげで、一つの質問から相手の意外な面、というより
そもそも、相手がどうして1行目の質問をしたのか?
という興味へ会話を引っ張っていくことができます。
定型フレーズだけで、カチカチで話をしていたとしたら、会話はここまで広がりません。
「ネイティブはこう言う」
「必須フレーズ特集」
「今日のワンポイント英語レッスン」
「こんなとき、こう言う」
という本やメールマガジンを一生懸命暗記しても、発展性のある会話に引っ張っていくことはできません。
また、
これらのメディアで使われる英語は、全英語生活の 10% にも満たない
ことを覚えておいてください。
残りの90%の英語生活で使われるのは、
自分の言葉で、想像力を使って表現する英語
です。定型フレーズの英語を早く超えて、残りの90%をモノにしましょう。
ちなみに、当社のDIVE LAは、その残りの90%のための英語を伸ばすために開発された、世界でも数少ない教材です。是非挑戦してみてください。