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“その”ビジネス英語・・・使えるの?

ビジネス英語は使えるのか、使えないのか。

それを考える前に、まずビジネス英語にも2種類の英語があることを確認しておきたい。厳密にいうとビジネス英語というカテゴリーは意識しない方が学習のためにはよいのだが。

1.プレゼンテーションなどで使う英語
この英語は、正確さを要求されるため、当社が言うところの

「場面英語(例文など一定の規則がある)」

が使われるシーン。分かりやすく言えば、「ですます調」の堅い会話。
プレゼンテーション時は、スピーカーが固定され他の人は聞き役に回るため、会話というより一方的な発話に近い。

2.質疑応答や、業務中の会話
こちらは、臨機応変の対応を必要とされる。専門用語の正確さは必要だが、会話としては柔軟性と表現力が重視される。そのため、当社では

「自由英語」

と表現している。先ほどの「ですます調」ではなく、くだけた会話でビジネスというよりは、一般的に交わされる会話。

ビジネス上のシーンで使われる英語は大きく分けてこの2種類となるが、頻度で言えば

1 が5%程度に対し、 2 が残り全て

といってもいいだろう。これは全ての会話にも同様のことが言える。(詳しくはこちら>>

つまり、『ビジネス英語』を頑張って暗記しても使えるシーンが極端に少ないということだ。

ただ、嬉しいことに残りの90%は『ビジネス英語』より高度なのかというと、そんな心配はない。
残りの90%は、人が好きなように表現して、独創的、創造的に話す言葉であるから、たとえ英語の知識が限定的であっても関係なく、

発想方法
外国人の標準的な表現方法に触れる
または、当社のDIVE LA を聴いていただく

などに触れることで、今ある英語力を活かして90%の会話領域へ踏み込める。

知識偏重の日本の英語教育の問題点は、

果てしない記憶学習を越えても、いつまでたっても達成感が味わえないこと

皆さんの英語力は既に相当以上になっている可能性がある。
是非ともその英語力を解き放って、90%の自由英語を手にしていただきたい。

最後に、表題の「ビジネス英語は使えるの?」という質問に対しての当社の答えは、

使えるが、偶然にも記憶した“場面”に巡り会えたときに限定される

問題は、5%の“場面”に賭けた学習を続けていると、質疑応答の時間に頭の中は真っ白になり、どろもどろになってしまうかもしれないところだ。