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人種差別の現状

留学先での人種差別について、あまり神経質になる必要はありません。

特に大きな都市では、人種差別が原因で嫌な思いをすることはまずありませんし、危険な思いをすることも滅多にありません。海外で事件に巻き込まれるのは、通り魔的な事件よりむしろどこにでもある人間関係のもつれの方が多いと言えるでしょう。

留学生がたまに経験する不快感は、お店で担当者を待っていたら別の人を先に対応したとか、ちょっと無視された(勘違いが多い)といった内容で、

人種差別

とは異なり、応対したそれぞれの人の人格によるところが多いです。

ただし、気をつけたいのは低年齢での留学、または駐在者の子が現地の学校へ行く場合です。

子供の世界では“違い”というのは常に興味の中心です。
日本人は肌の色も違えば、言葉も達者ではありませんから、そこが

違い

として周囲から浮き上がってくるわけです。

ほとんどの場合、本当の原因は 日本人だから という理由ではありません。

そのため人種差別というより、“イジメ”に近い体験をしてしまうお子さんは少なくありません。現地の日本人の子供達との間にも同様の問題が起きることもあります。いわゆる“新入り”ということで、馴染むまでの間辛い思いをすることになるかもしれません。

慣れない土地で、周囲の人達と違うために起きるこのイジメは、大人達のサポートがあれば上手く乗り越えられます。

また、学校にカウンセラーなどがいる場合もありますので、早めにプロの力を借りるのも有効です。
問題が起きる前に、相談できるところを調べておくのは親の責任でもあります。

高校卒業後に留学するということであれば、もう大人です。
自分の力で切り開いていくべきです。

人種差別は無いくらいに考え、

とにかく自分を磨くこと

それに尽きます。