せっかく英語を勉強したのに、通じない。
という悩みは、発音に気をつけることで解決することがある。
そんな大人の発音を考えるとき、子供に英語を教える経験がとても役に立ちます。
例えば、子供にこんな絵本を音読させました。
なかえよしをさんが書いた
「りんごがたべたい ねずみくん : Little Mouse Wants an Apple」
アールアイシー出版株式会社
からの一文を引用します。
Little?Elephant came by and plucked an apple from the tree.
(小さなゾウがやってきて、木からリンゴをちぎっていった。)
この発音を、多くの“通じない英語を話す人”の音に近づけて可能な限りカタカナ表記してみます。
イトル エーファント ケーム バイ アンド プラック アンナポー フロー ザ ツリー
英語のネイティブが “単語を認識するための大切な音” が抜けていることが分かる良い例が沢山あります。例えば、?
Little =
イトル と発音していますが、“リ”の音が弱い。リドルと発音するつもりでやってみる。
Elephant =
エーファント という発音もやはり“レ”の音が弱い。しっかりレと、ファを発音する。
Plucked =
プラック は現在形に聞こえる。最後のedをしっかり大げさなくらいに発音。
From =
最後のムの音は、日本人は発音しているつもりでも、外国人には聞こえない場合が多い。
こんな点を気をつけてはなせば、発音がキレイでなくとも通じるようになってくる。
「外人がそれぞれの単語を認識する音」
これを意識して発音することが必要です。では、どうやって“認識する音”を覚えるか?
それは、
英語を聴きまくり!
真似しまくる!
という、反復練習しかありません。
言葉で説明してもらったり、本で読んだだけでは絶対に習得できません。