留学先での日本人同士のつきあいは、
日本文化に浸りきってしまう
意味もなく敵対しあう (派閥めいたものが出来る)
と二つの極端な例があります。
一つ目は誰もが聞いたことがあるはずです。
「留学先で日本人ばかりと付き合っていたら、英語が話せないまま帰国することになってしまった」
というとても恐ろしい状況です。5年留学しても語学が上達しなかったという例も珍しくはありません。
次に、日本人と見るやよそよそしくなる人。
留学までして日本人と付き合いたくないという意志は大変良いと思うのですが、なぜか相手を見下したような態度になるひとがいます。
そして、外国人、ネイティブとは愛想良く付き合う。
確かに、海外で日本人と付き合いすぎて、目的を見失ってしまってはいけません。
ですが、今の世界、日本人と出会わない場所はほとんどないと言ってよいでしょう。
お互いが距離を置いて、気持ちよく付き合うことを心がけるべきです。
例えば、一年早く来ていてネイティブの友人が多いとか、英語を話せる環境にアクセス出来るという方は、後から来た留学生をそこへ連れていってあげてはどうでしょうか。
「苦労して作ったネイティブの友人だから、独り占めしたい」
という心の狭い考え方ではいけません。
人脈は、
“人と人を繋げることが好きな人” を中心にして広がっていきます。
ネイティブの友人を自分の戦利品のようにして、優越感をもつ方もいます。
でも、そんな人の周りからは人が消えていきます。
自分が知り得た情報、作った環境、人的ネットワークそういったものを同胞同士でシェアしましょう。
そうすることで、最後に得するのは、信じられないかもしれませんが、
あなたなのです。