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“古い”学習方法を見直す

英文法や学校での英語教育を否定する声があります。

文法は不要だ
ネイティブは文法で話をしていない(それが証拠?に日本人も日本語文法を知らない)
座学では話せるようにならない

色々なことがまことしやかに言われています。
これだけは覚えておいてください。

皆さんが今までに経験した全ての勉強が無駄になることはありません。

きっと、

「こんなに文法を覚えたし、テストでは良い点数が取れるのに話せない」
「ということは、文法なんて不要なんだ!」
「文法の勉強をやめて、“画期的”な勉強方法と宣伝している教材を買えば何とかなるかも!」

と短絡的に結論づけてしまうのでしょう。
しかし、上級者が口を揃えて言うのは、

文法を無視して英語は話せない

なのです。シャドゥイングのような例文ばかりを聞き続けたとしても、言葉の構成が理解できていない以上、

「自分の言葉で、自分のことを表現してください」

といわれたとき、大きな壁に突き当たります。
つまり、型にはまった状況以外のことに対しては、完全に無防備になってしまいます。

文法はたしかに面倒くさいし、面白くないです。
「とにかく覚えてください」という、外国人の私たちにとっては、理不尽に見えるルールもあります。

それでも、文法は

地図

のようなものです。見知らぬ土地で地図無しで歩けないように、語学にも地図が必要なのです。

中学校の教科書を紐解いてみてください。
きっと、皆さんの壁を壊すためのヒントがひっそりと眠っているはずです。

急がばまわれ。

古い言葉は、本当に奥が深いですね。