外国人との会話の中で、相手との距離を広げてしまうのは、英語の解釈の正確さに固執するあまり、冗談を聞き逃してしまうことです。
例えば、あるアーティストと話していた時の会話です。
1: A 「私は、なんでもかんでも興味を持ってしまって。好奇心が強いの」
2: B 「でも、悪いことじゃないですよね。僕も色々な事に手を出してばかりです」
3: A 「絵も描くし、写真も撮るし、彫刻もやるの。だから、私は百万長者なの(笑)」
4: B 「( あなたならどう切り返しますか? )」
ミリオネアという言葉を聞いて、
「え? ミリオネアって百万長者ってことだよね。そんなお金持ちなの?この人」
と思ってしまって、
「Really?」 (ホント?)
なんて聞いてしまうと、興ざめしてしまいます。このミリオネアという表現は、日本語で言うところの、
器用貧乏
に似た意味を、貧乏の逆の言葉である、大金持ちという表現をしていたわけです。だから、言葉通り受け止めてしまうと、相手は困ってしまうわけです。
こんな時は、
4: B 「私もそうなんですよ」
と切り返して、自分自身も冗談っぽく卑下するような表現をすると話が弾みます。
相手の言葉を常に額面通りに受け取ってしまうと、冗談の分からない人としてあまり話しかけられなくなってしまいます。
常に頭を柔らかくしておきましょう。
ここで、DIVE LA がこんなやりとりの実際の場面を体験するのに最適だということに、どうしても触れさせていただかなければなりません。
DIVE LA は、全編 「額面通りに受け取らずクリエイティブに会話する」 という視点で開発されている、世界でも類をみない教材なのです。 (^_^)v