女性にはあまり人気がなかった映画かもしれませんが、ブラッド・ピット主演の
「ファイト・クラブ」
で、面白いシーンがありました。
もう一人の主人公、エドワード・ノートンが、セラピー中毒の女性に食ってかかる場面で。長い長い決めぜりふが終わるまでの間、女性が白けた顔をして黙ってエドワード・ノートンを見つめています。そして、そのセリフが終わった後で、
「練習したでしょ? 思ってたように言えた?」
と、皮肉いっぱいにいうのです。
このサイトでは
映画のように話そうとしてはいけない
と強調していますが、実はこのセリフに象徴されるのです。
映画のように話そうとすれば、決めぜりふの練習になります。
決めぜりふばかりを決めていては、たんなるイヤミなタイプになってしまいます。英語だからって、映画のようにスマートに話そうとへんてこな練習をする必要はありません。
自然体で、母語の自分のままで英語を英語話せばいいのです。