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リスニング:時に映像は邪魔になる

人間の感覚の80%は視覚が占めます。
そして、15%を聴覚。
残りを、その他の感覚が。

これだけを聴けば、視覚と聴覚の両方で学習できるテレビやビデオはとても効果的に見えるかもしれません。

ところが、英語をテレビやビデオで学習する場合、

80%も占めている視覚が、聴覚の邪魔

をするのです。
リスニングは、聴けるようになることを目的としています。

多くのカルチャーでは、

No

と言いたいときは、首を横に振ります。
それが、どんな言葉であれ、聞こえていようがいまいが、顔つきとそのジェスチャーを見れば、

No

であることは間違いないわけです。もう少し複雑な言葉でもそうです。
あなたが高いところの窓をあけようと一生懸命になっていても、背が足りなくて届かない。そこへ、笑顔の人が、何かを聞き慣れない言葉で言いながら窓を開けてくれた。

おそらくこんなシチュエーションの中では、

「私が窓を開けてあげますよ」

と言っただろうということは予想ができます。
旅行で、一時的に話さなければならないだけならこれで十分です。

でも、

リスニングが出来るようになる!

が、あなたの目標だとしたら、このままではいけません。
耳だけを使って、聴く練習をする必要があります。

映像をシャットアウトして、目も閉じて、聴くことに集中してください。

そこで初めて、聴く体勢ができます。