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リスニング:聞いてるだけではダメな理由

リスニングを学習するとき、できるだけ沢山、四六時中聞いていた方がいいだろうということで、CD等をかけっぱなしにしておく方がいるのではないでしょうか。

ですが、学習方法としてはおすすめできません。
是非、このやる気を正しい方向へ向けていただきたいと思います。

人の感覚というのは同じような刺激や、継続的な刺激に慣れてしまうという性質があります。つまり、意識して聴き続けられる、集中して聴き続けられる時間しか、リスニングの練習にはなりません。(ただし、短いワンフレーズの英語を覚えたいのであれば、多少の効果はあります)

ここで、分かりやすいように、

「聞く」 と 「聴く」

という、漢字で書き分ける耳の活動について考えてみます。
門構えと耳偏です。

聞く
耳がついている以上、24時間休みなく行われる活動だと考えてください。
(耳が門構えの中に入っているので、自分の中にこもりきっているという人も。つまり、意志を通じさせる相手がいない)

もう一つ

聴く
意志が伴う活動ですから、聴く意志があり続ける間しか続きません。
(“耳へん”が前にでていて、心を伴っているという人もいます。意志をもっているんですね)

リスニングの練習は、後者の 「聴く意志」 が必要となります。
そのため、他ごとをしながらBGMのように英語をかけ流していても、頭の中で聴く準備(意志)ができていないために、どれだけ聴いても成果を感じることができないのは、これが理由です。

例えば、DIVE LA は、音声スタイルを気に入っていただき、BGMにしているとおっしゃるお客様もいらっしゃいます。ですが、必ず

「リスニングの練習の場合は、必ず、初心者の方はトランスクリプトを見ながら、中級以上の方は、聴こうという意志を持ってトランスクリプトに頼らずきいてください」

と返答させていただいてるのは、先ほどご説明した理由によります。