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結局、どれだけ暗記したらいいの?

頻出単語の本等を見ていると、農場の風景なんかが出てきて、



納屋

という単語を並べているものがあります。
「頻出単語集に頻出する単語」でしょうか。
何がなにやら。(笑)

馬を知らない人は、まずいないでしょう。
牛ではなく、牛肉は覚えた方がいいでしょうが、“納屋”なんて、日本語生活で言ったことがなければ覚えなくても困らない単語です。

基本的には、自分の生活の中で口に出す単語はまず網羅が原則です。
または、単語を覚えないという選択もありますが、

遠回しに説明できるだけの語彙

が必須です。全く覚えたくない、勉強したくない、という場合は根本から間違っていますよね。(笑)

例えば、牛なら「四本足で、ミルクを出す大きな動物」それだけいえば、相手が、

牛か?

と言うはずなので、あなたは「そうそう」と言えばいいだけのことです。
日本語でもそんな単純な単語をど忘れしてしまい、今言ったような会話になってしまうことがありますよね。

英語もそれで充分です。

隙のない英語を話す必要はありません。
まずは、自分の身の回りのこと、日本語で使う“動きを表す言葉”、

走る
歩く
乗る
書く
読む

等、を覚えていってください。こんな基本的な言葉ばかりではないはずですが、自分が日本語で使ったこともないような言葉を覚える必要はありません。日本語で言わない言葉は、英語でも言わないことの方が多いはずですから。

また、言いにくい単語は、言っても通じない可能性もあり、いっそ遠回しにでも、ある程度正確に言い替え、説明が出来るのであれば、言い替えで対応したほうが合理的な場合もあります。

そう考えると、果てしなく思えた単語の暗記に、気楽に挑めるはずです。