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私がTOEICで高得点を取った勉強方法

「私がTOEICで○○○点を取った勉強方法です。あなたにも出来ます」

とても人気のある宣伝文句です。ですが、ある個人に上手くいった手法が全ての人にも上手くいくとは、考えにくいと言わざるをえません。

学習とは、学習しているつもりのないことの積み重ねでもあります。分かりやすく言えばこういうことです。

英語を勉強しようと思う人は、英語教材に向かいます。
では、映画や何気なく見る地下鉄の広告、ビルボード、読書中に出てきた外来語、たまたま購入した輸入品の英語マニュアル等は英語の勉強とは全く無関係なのでしょうか。そんなはずはありません。

私たちは毎日何らかの新しい情報に触れたり、知識を得て生きています。そのインプットが多ければ多いほどその人の学習効果は高まります。これは英語に限りません。インプットが多い人は、どんな事にも積極的にどん欲に取り組み、更にインプットを増やしていく性質を持っています。

これを「暗黙知」と呼びます。
知らないうちに知っていること。

脳内に点在していた情報は、ある切っ掛けで一気に関連性を持ち一つの知識の塊になります。この知識はとても柔軟で、応用が利くため幅広い学習に活用されていきます。所謂“頭の良い人”とは、こういった暗黙知を人より多く持っているのでしょう。

人はそれぞれの興味によって、異なる情報源から情報を得、頭の中で自分専用の整理整頓方法で記憶します。その整理整頓の方法を万人共通のマニュアル化しても、当然相性がよい人と悪い人が出てきます。

鳴り物入りで出てきた教材が全く自分に合わなかった時、自分が悪いと思ってしま方は多いです。でも、皆さんに非があるわけではありません。

最も良い学習方法は、自分の脳の情報処理プロセスを普段から意識して観察し、自分にあった記憶方法を見つける事だと思います。